2023.02.05

江戸切子とは

江戸切子(えどきりこ)は、東京都(江戸)で作られているガラス工芸品です。切子とはカットグラスの意味で、その美しさから現在でも酒器やグラス、インテリアとして親しまれています。
もともとは無色透明なガラスの表面に模様を入れる工芸品でしたが、明治時代以降になると技術の確立に伴い、色被せ硝子を使った江戸切子が多く生産されるようになりました。今では青色や赤色などの硝子に細工を入れたものが江戸切子である、というイメージも強まりつつあります。
江戸切子の特徴は、華やかで独特なカットが施されたデザインです。代表的な「魚子(ななこ)紋」は細かな線がたくさん入り、近くで見ると小さな四角形が並んでいるように見えるデザインで、魚の卵が連なる様子に似ていることから魚子と名付けられました。ほかにも、植物をモチーフにしたデザイン「菊つなぎ紋」「麻の葉紋」など、日本らしい模様が彫られた江戸切子もあります。

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