2023.06.12

萩焼とは

萩焼(はぎやき)は山口県萩市一帯を中心に作られている陶磁器です。
萩焼の特徴は、装飾がほとんど行われないため、素材の性質を活かして作られる、同じものが二つとない独特の風合いです。釉薬との伸縮率を利用したひび割れ「貫入」と使い込むことによる表面変化「七化け(ななばけ)」、「窯変」といった焼成時の変化などを利用して陶磁器の個性を出しています。
また茶器として用いられることの多い萩焼ですが、高台(こうだい)に切り込みがよく見られます。この「切り高台」は萩焼のルーツである朝鮮李朝から伝わったもので、その目的は諸説ありますが、装飾の少ない萩焼では作品全体の印象を決定する重要な要素となっています。
萩焼には大道土(だいどうつち)、見島土(みしまつち)、金峯土(みたけつち)を混合した胎土を使用します。これらの土は焼き締りが少なく保温性に優れているため、風合いの良さと相まってお茶を楽しむ用途に好んで使用されています。

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